2013年12月25日水曜日

ボンボン時計のリメイク



以前、借家で暮していた時にずっと使っていたゼンマイ式のボンボン時計ですが、調子が悪く、現在の家に越してからは部屋の雰囲気に合わないので、修理することもなく仕舞い込んでいました。

そんなある時、ふらっと立ち寄った雑貨屋さんにてボンボン時計の文字盤と針を再利用した壁掛け時計が売られているのを発見し、これはいいなぁと真似して作ってみることに。

左のSATO CLOCKは「壊れてるけど要る?」と友人から譲り受け、壊れてるなら要らないんですけどと思いつつもとりあえず貰っておいたもので、右側のSEIKOが以前使っていたものです。
どちらも壊れていますが捨てることができずでした。






まずは文字盤を外すところから開始。



この中身にしばし釘付けに…



ネジをいくつか外すだけで簡単にムーブメントにアクセスできるのは修理しやすいようにでしょうか…。文字盤の裏を見るとオーバーホールした時の日付が彫られていました。
それを見ると何とも温かみを感じます。

今の時代の家電などは修理ができないように作られていると言われていますし、私自身も壊れたら修理など考えず簡単に処分する時もありますので、解体しながらなんとも微妙な気分に…。



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さて、取り外したら買ってきたクオーツのムーブメントを取り出します。
感慨深いアナログムーブメントから一転し、手のひらに収まる無機質な黒いケースを手に取るとまたもやなんとも微妙な気分に。笑

これは東急ハンズで購入しましたが、売場には色々な種類があり、何が何だかさっぱり分かりませんでしたので、適当に選択。



セイジのクラフトクロック SPC-400



パーツ一式



そして、針の穴の加工です。

長針の穴は小さな楕円、短針の穴には真鍮のパーツが付いていて買ってきたムーブメントの軸には合いませんので、真鍮のパーツを外し、それぞれの穴をピッタリなサイズになるよう少しずつヤスリで大きくします。



before




after



だいたいな感じで穴の大きさを調整したら、文字盤とムーブメントを固定しますが、文字盤はとても薄いアルミ板なので、ムーブメント本体との隙間がこんなにあり、固定することができません…。



これじゃどうにもならない



この隙間はどうもおかしいな…と、改めてネットでこの商品を調べてみると、ずらっと商品の一覧が。
よく見ると、文字盤の厚さに対して軸の長さが何種類かあります…。
その中で私が購入したものはよりによって軸がいちばん長いやつでした!
というか、パッケージに明記してありましたが。

何種類も店頭に並んでいたのはそういうことだったのかと、この時点でようやく気付くことになりますが、時すでに遅し。


仕方ないので何かを隙間にかませるか、と悩んだ末に思いついたのが、厚紙です。






隙間の幅に合わせて厚紙をカットし、クルクルと軸に巻き付けてスペーサーに。



苦笑



どうにかこれで回避できました。笑



そして、長針、短針を取り付けて完成!






一応、完成?したこの時計は子ども部屋に設置。



いい感じです



ボンボン時計をバラしてしまうのは気が引けましたが、こうして一部分ですが再利用できたので満足しております。


リサイクルショップやフリーマーケットでかわいい文字盤のジャンク時計など見つけたらこのように作り替えてみるのもいいかもしれません。

ムーブメントの軸の長ささえ気にすれば簡単にできますので…。



2013年12月12日木曜日

散歩で気になる建物の一部



以前、「散歩で気になるガーデニング」というネタを書きましたが、寒いこの時期は植物では楽しめないので、通りすがりの人様のお宅の一部を見て喜んでいます。

量産型の建物やものは完成度が高いかもしれませんが、魅力を保つ持続力に欠けるというか、古くなるとどうしようもなくなりますが、人の手が感じられるものは古くなるととても面白い表情になると思います。




























2013年12月9日月曜日

連絡ポストの制作



我が家には小学生2人、保育園児1人の子どもたちが居りますが、日々、学校や保育園から持って帰って来る連絡帳やお知らせプリントの管理・整理で悩まされております。

これ、皆さんはどうやって管理しているのでしょうか?


クリアファイルや書類入れ、引き出しなどに入れて収納するのが手っ取り早く、一番スッキリとはしますが、見えない所に収めてしまうとつい確認するのを忘れてしまうことがあります。

そのため、我が家ではリビングのテーブルの上など、常に目に見える所に平置きにして置くのが当たり前になっていました。

時には不要なものまでどんどん積み重なっていき、バサバサとかさばるうえに、これにより部屋全体が片付かない雰囲気になるので、いつもどうにかならないものかなぁと考えていたのです。



こんな状態(いつもはもっと多い)



こういったお知らせプリントなどはそのうちデジタル化されると思いますが、まず今のこの状況を打開すべく、取り出しやすさ、何が入っているのかが視認性良く収納できるという点を重視し考えたのは、網のポケット型ラック(ポスト)です。

学校、園からプリントを持って帰ってきたら、各自そのポストに入れてもらい後でチェックするという流れで、重要なものがあれば最前面に入れておけばすぐに確認できるのではないかと…。



ということで、とりあえずホームセンターへ行き、金網の切り売りコーナーで試行錯誤。

金網は10cm単位で切ってもらえるのでA4が入るような寸法で網を切ってもらい、それを持って木材コーナーに移り、使いやすそうな材料を物色しながら設計図を作成。

背面のベニヤはいつぞやの余りがあったのでそれを使用することにします。



材料一式



毎度のことながらノープランで制作開始。
まずは金網をなんとなくの大きさにニッパーでカット。



ニッパーで簡単に切れます



しかし、この金網をどうやって留めようかとしばらく悩む。
板ではさみ、タッカーで留めようかなと思っていましたが、選んだ材木が薄いので針が飛び出てしまう…。
そこで、竹ひごを釘代わりにして留める案を思い付く。

やってみることにし、板を二枚重ねてドリルで穴あけ。



編み目に合わせて



編み目に合わせて穴をあけた板で網をはさみ、その穴に竹ひごを通すことで網が外れないようになります。



かなり適当ですが



とは言え、意外にもカタチになりました



全体をささっと塗装しておき、背面のベニヤをカットしてポケット部分を木工用ボンドで接着。

一晩乾燥…。



できました!



これを、いつもプリントを置いていたテーブルの天板の下に吊り下げて使用することにします。



スッキリ!



テーブルの下に吊るすことにより、視覚的に全く違和感ありませんし、かなりスッキリしました。
後は実際これの使い勝手がどうなのか…ですが、ひとまず見た目には大成功と言えそうです!
数百円ほどで作ることができましたし、予想以上のローリスク・ハイリターンな満足感…。


たまにワイドショーとかで見る、収納術をドヤ顔で披露している人の気持ちがよく分かりました。






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オマケ



!?



設置して束の間…、10分ほど目を離した隙に長女がパジャマのズボンを脱いでテーブルの上に置いていました…。

こんなこと普段はしないんですけど、聞けばいつもと違いテーブルの上がスッキリしているので、反射的に何かを置かないと気が済まなかったみたいです…。泣


習慣って怖い…。