2013年4月27日土曜日

ウッドフェンス(概要と概算)



さてさて、完成したウッドフェンスにはどれほどの費用がかかったのでしょうか。
気になるところです。

この制作に必要で購入したものはだいたいメモしておいたのでまとめることに。


こちらは設計図らしきものです。(実際は1/10のサイズでつくりました)


設計図風な



丁寧に作ったつもりでしたが、もちろんダメなところがありました。
何がダメなのかというと、基礎の間隔…。


ダメなところ



横板を切らず楽に作れるように考えましたが、そうするには当たり前ですが赤色の基礎の間隔は1820mmにしなくてはななりません。
ところがそれを設計図に記すのを忘れていて、850mmと書いてあった寸法を基に等間隔で施工していました。
なので結局板を切ることになったわけですが、それはまあ、手間が増えるだけの話しで済みます。
残念なのは短くしたおかげで既設の網フェンスとの隙間が大きくなってしまいそこから人の出入りが可能になったということです…。笑

どうにもなりませんのでその隙間にはモッコウバラを植えてごまかしましたけど。

と、ダメな例をあげればきりがありませんので、本題のウッドフェンスの概要を以下に。

ご参考になれば幸いです…。


サイズ:W5460×H1530
仕上がりの寸法とは誤差がありますが、だいたいこんな感じです。

素材:ウエスタンレッドシダー

基礎:柱脚金物+セメント



●そして、各部毎の費用です。


*
フェンス材

横板36枚(1820x19x90)
支柱9本(1820x90x90)
笠木3枚(1820x19x140)

*****
合計39,710円

実際は横板30枚、支柱7本、笠木3枚を使用。


*
基礎に使用したもの

柱脚金物/7,696円(1ケース10個入)
カラーサビ鉄用スプレー/980円
型枠用コンパネ/998円
型枠用赤松角材 7本/840円(1本120円)
水盛り用透明ホース/420円(1m70円)
水糸/100円
インスタントセメント 12袋/5,616円(1袋20kg/498円)
バラス/198円(1袋18kg)

*****
合計16,848円


*
フェンス本体に使用したもの

木部塗料1.6L(一度塗り用)/2,980円
木部塗料0.7L(二度塗り用)/1,580円
パッキンのCRゴム/1,750円(@250円×7個)
ワッシャー/112円(@8円×14個)
ステンレスコーススレッド/980円
穴あけ用の水平器/550円
13.5ミリ木工用ドリルビット/550円

*****
合計8,502円

*

*****
総合計65,060円(送料・税込)

です。


結構な額になりました。

念のために板材をやや多めに購入した分を除けばこれより5,000円ほど安くなります。
予算的なことは一般的な相場が分からないので安いのか高いのか判断がつきませんが、それより今となっては制作中にまともに挨拶や話しをしたことのなかった近所の方々、家の前をよく通るおじいさんが、「いつも進行具合を楽しみしている」と声をかけてくれたり、おじさん、おばさんが、「きれいになったね!」と言ってくれたり…。

両隣のお宅にはご迷惑をおかけしましたし肯定的な意見だけではないと思いますが、庭づくりの良さを感じることができました。


完成度は相変わらず…ですが、自分で作って良かったなと心底思います。


2013年4月24日水曜日

ウッドフェンス(完成)



yatさん提供の一枚




ここしばらく制作に取り組んでいましたウッドフェンスがついに完成しました。
ついに終わってしまった…という複雑な心境です。

作業内容は前回に引き続き、横板を貼っていくという完成の姿が徐々に見えてくる楽しい作業。
黙々とクランプで矯正〜下穴あけ〜ビスで固定という流れ。
結構地味ですが…。

途中から平山庭店が仕事終わりに様子を見に来てくれ、そのついでに手伝ってもらう。



終盤




完成!



予想以上に早いスピードで完成に。

どこまで下に横板を貼るのか、地面との空きのバランスをプロの目で確認してもらえたので感謝です。
良いタイミングで手伝いにきてもらえました。


途中、なんだかんだとありましたが、終わってみればそれなりに仕上がっています。
完成したらもう少し嬉しいと思ったんですけど、今となっては完成までの苦労の方が楽しく思えるのでわがままなものです。

と言いながらも、庭に出ては様々な角度からフェンスを眺めている姿に、妻やこの作業で訪れたyatさんから「また見てるし。」「静かなんだけどなんかうざい。」「また見てるよ〜。」と言われる。

「静かなのに人からうざいなんて言われるってことは、よっぽどうざいんだと思いますよ。」(yatさん談)

とのことですので、相当な喜び&自画自賛オーラを放出していたのは間違いないでしょう。



これからDIYでウッドフェンスを作ろうかなと、お考えの方の参考になれば…と、工程をまとめます。
しかし、すべては個人の判断で制作しましたので、支柱に使った金物など本来の用途とは違う使い方をしているのかもしれませんのでご注意を。
参考というか失敗例が盛りだくさんなので、ある意味参考になるかと思います。

ウッドフェンス、こんな私にでも作ることができたのできっと誰にでもできるはず。
意外と出来てしまいますので大丈夫です。

後日、概要と概算を残しておこうと思います。







*
*
オマケ


フェンスの影をチェック



雨のフェンスをチェック



うざいですか?



経費
ステンレスコーススレッド 980円

2013年4月22日月曜日

巣箱づくり



Twitterを始め、そちらへ先に作業の様子をアップしてしまったりするので、ブログが後追いのような感じになってしまいつつありますが、このブログのテンションはキープし続けたいと思います。


いよいよ長きに渡るウッドフェンス制作の終わりが見えてきた先日のこと、少々余裕が出てきたので作業の合間に、たまには違うことでも…と、フェンスの基礎に使う予定だったコンパネの余りを使い、子どもたちと鳥の巣を作ることにしました。

まずはイメージ図を作成してもらいます。



自由…



寸法は私が測り、ノコギリで切る作業は長女と次女に任せました。
軽く切り方を教えてやってもらいますが、当然、かなり危なっかしい。



ひやひや



しかし、私が色々とやっていることの大変さを少しは感じてもらえたらな、と押し付けがましいことを思ったりし、切り終わるまで放ったらかしに。


それなりに楽しいようで、長女と次女でノコギリを取り合いながらやっていました。
前面、側面、底、天井とパーツを全部切ってもらいましたが、意外とまともに切れていました。

入口の穴をドリルであけておき、糸鋸でカット。






これも余裕でクリア。
そして切り口をヤスリできれいにしてもらって組立へ。


とてもスムーズ。

釘が足りなかったので、木ネジで組立てることに。
ドリルで下穴をあけ、子どもたちにドライバーを渡します。
それでも子どもたちの力ではすんなりとねじ込むことができないようで、気が付けばそれぞれ関係のないことをやっている…。



飽きた様子



途中まで楽しそうにやっていたので、ちょっと私の段取りが悪くもったいないことをしたなと思いながらその後の工程を引き継ぐことに。

ここまでよくできた! 後はやっておくから〜、と先生気取りで言い放ち、仕上げに釘を打つと…

でたでた。

やってます



ははは…。
どうしてもこうなるんですよね。

このミスは内緒にしておき、完成!



一応、巣箱っぽい



そして、庭にあるモミジの木に固定。



この姿… 笑えるんです



手を伸ばしたら届くようなこんな低い場所に設置して、果たして鳥が来るんでしょうか…笑

でも、楽しみに待ってみます。


2013年4月19日金曜日

ウッドフェンス(横板塗装とフェンス貼り少々)



午後の部スタートと同時に強力な助っ人、DIYの匠、taraさん登場。

塗装作業に入る前に、設置完了した支柱の高さにバラツキがあるのか、それぞれの支柱の上に木を渡し、水平器を乗せてをチェックしてみます。

え? 水平だ…。

その隣りに木を渡し、ここも水平だ…。その隣、その隣と…

驚くことに全部の支柱の高さがほぼ合っていました。
高低差があるとしてもおそらくミリ単位。
偶然にも完璧と言っていい程の仕上がりです。

問題の横の並び「への字」具合はどうでしょうか…。
こちらはやっぱりへの字です。笑
どうにもなりません。

しかし、思っていた程、気にはならなさそう。

まさかの結果に喜び、上機嫌で塗装スタート。

taraさんにも手伝ってもらう。

私は一度塗りだからと適当に塗り、塗料が垂れた跡やムラなどお構いなしでどんどん塗っていきますが、そのガサツさに我慢できないtaraさんは、ひとつひとつ丁寧に修正してくれる。さすがは匠。





私:一度塗りだし、次にキレイに塗ればいいんじゃないの?

taraさん:直せるうちに直した方がいいに決まってるでしょ。

私:そうか。

taraさん:二度塗りは組み上げてからやってもいいんじゃない?塗料の量も少なく済むし。

私:あ、なるほど。確かにそうだね。


自分でやったことはないはずなのに何でここまで気が回るのか…。
必要数を塗り終え、すでに乾いた板を張っていくことに。

板の反りを矯正しながらクランプで止め、ビスを打つ前に下穴を開けます。






そして、初のビス打ち。


私:ウィ〜ン、ダダダダダッ。あ〜あ〜、打ちすぎた。ビスが板にメリ込んだ。

taraさん:締め付けトルク合ってる?

私:あ、穴あけ用だった。

taraさん:ほら、ちゃんと見ないと。今のビス、何を基準にそこに打ったの?

私:だいたい、だよね。

taraさん:だいたい、だと? 適当にやるとビスの頭の並びがガタガタになるでしょ?
ちゃんと目印の線を引いた方がいいって。

私:そう?

taraさん:こうしてこうすればきれいに打てるでしょ。

私:ああ。



どっちが手伝いなのか分からない。

まずは一列目を貼り、二列目へ。
板の間隔を一定にするため、隙間には2cmぐらいの端材を挟んでクランプでしっかりと固定。


私:ここ、クランプなくてもいい感じに合ってるから、このままビス打つよ。

taraさん:何を言ってんの。また、そうやって手を抜こうとする。
ちゃんと合わせないとダメだって。まだ、二列目でしょ。
小さいズレが最後にどれだけ大きなズレになるか分かってんの?

私:そうか、そりゃそうだよね。


ついに怒らせてしまい、その後も…、

クランプの使い方違うって!
トルクの確認した?
だから線を引いてからだって!
差し金取って!
ペンも!
も〜、ドリル貸して!






ずいぶん怒られ、だから私はいつも失敗するのか…と気付く。
おかげさまで自分のダメ仕事を省みる良い機会となったと同時に、大変助かりました。



ここまで進みました



波打ってますが



ありがとうございました。
お礼にプロフィールを作りました。



tara氏 プロフィール
DIYの経験は薄いはずなのに、なぜか有用なアイデアと技術を幅広く持つ変幻自在のDIYの匠。
180cm超えの長身からは想像できない手先の器用さで周囲の皆を圧倒。
散財師としても名を馳せる氏は、最近、新築マイホームをなんとなく適当な感じで衝動買い。ここぞとばかりに匠の知識を遺憾なく発揮し自ら間取りを設計。
結果、大工をほとほと困らせる。 
最近のモットーは「見せる収納術」
やれ、アメリカ製の脚立を買っただの、海外製のデッキブラシが欲しいだのと散財のほうも絶好調。
その辺りの生活設計は隙だらけにも関わらず、DIYに関しては狂いがない。 
永遠のプロの素人。
誕生日会が好き。



そんなtaraさんがご入用の際は一声おかけください。
いい仕事します。


Twitter開始







未完成のTwitterを開始しました。

DIYにまつわるネタを発信…、という程の情報とスキルは持っていませんので、収集するのが目的です。
多分、というか絶対に脱線すると思いますが、なるべくDIYの方向性をキープし頑張ります。



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どうぞよろしくお願いします〜。


ウッドフェンス(支柱設置)



日がずれていますが「この会」の翌日、日曜日のことです。
相も変わらずウッドフェンスの制作ですが…、支柱の穴あけ夜間特訓の甲斐もあり、なんとかこの工程をクリアできそうな気がしてきました。
ここでいよいよ本番に移ります。


準備をしようと寝起きで庭に出るとDIYの匠、taraさんが。
家の前を通りかかったついでに様子を伺いに寄ってくれ、早朝からペチャクチャペチャクチャとアドバイスをくれる。
しゃべり倒してから、また後で手伝いに来るね〜と去って行きました。

その姿を適当に見送り、穴あけと設置の前に必要な材料があったのでホームセンター開店前の時間までに支柱の塗装、二度塗りを開始。
ささーっと終わらせ、ホームセンターへ。

探しに行ったものは、ゴム板。
なぜかというと、支柱を乗せる金物の台座接合部分には溶接の盛り上がりがあり、角材がそれに当たって台座にしっかりと密接しません。



隙間ができる



隙間があるのは何となくいやだったので、パッキンとしてゴム板を敷くことに。

ゴムだと劣化が気になるので調べてみたら色んな種類があります。
その中でも耐候性に優れた、クロロプレンゴムが屋外使用には良さそう。
行った先のホームセンターにお目当てのクロロプレンゴムがありました。が、100×100×5mm厚で、一枚250円。相場は分かりませんが微妙な金額…。
意外とするんですね。ゴムって。
しかし背に腹は変えられません。

支柱分の7枚を購入し、さっさと帰宅。
台座に合わせ溶接に当たる部分のゴムをカットし、それを支柱の底に木ネジで固定。



準備完了



これで、準備にぬかり無し!
なのか?

そう思い込んで穴あけ作業へ。


我が家の水平な場所といえば平山庭店作のウッドデッキ。
さすがはプロの仕事、水平器を置くとしっかりと水平です。

支柱を置き、水平も確認し、まずは6mmのビットで両側から貫通させる。



緊張…



そして、13.5mmのビットに換えて穴あけ。



出来た?



これを、金物に乗せてみます。



お! まずまず



上出来ではないでしょうか。
ボルトを通し、水平器を当てて垂直に調整しながらガッチリと締め付けて固定。



出来ました



この作業を慎重に…慎重に…繰り返し、なんとまさかの支柱7本をノーミスで設置完了!
喜びのあまり支柱の間を何往復もしてしまい、ランナーズハイを味わう。



出来た!! 感涙!



ついに、ようやく、ここまで出来上がりました。
ここまで来たらその先は見えてきます。

ミスをしないと仕事が早い!


午前中には終わり、午後からは板の塗装へと進みます。


経費
CRゴム 1,750円(@250円×7個)
ワッシャー 56円(@8円×7個)

2013年4月17日水曜日

Made by Hand ポンコツDIYで自分を取り戻す




Made by Hand




Made by Hand
Mark Frauenfelder著

先日、ON READINGに個展を見に行った際に何気なく手にとり表紙を見たとたん、購入に至った本です。


何に惹かれたかって…



衝撃のキャッチコピー




ポンコツDIYで自分を取り戻す



ポンコツDIY…
なんという素敵なコピーでしょうか。



このブログを見ての通り、私のポンコツDIY具合はなかなかのものですので、本文を見るまでもなく即買い。


さらに気になる内容は、まだ読了していませんが、具体的な技術等の紹介とかではなく、大量消費社会から抜け出しDIYに魅了された筆者の、誰もが経験するようなあるある失敗談などから、ライフスタイルの形成と失敗、DIYと同一線上にあるパーマカルチャーについて、などなど。
結果よりもその過程の価値に重きを置いた、広くも深いDIY哲学と言える内容。
と言っても、読みやすく面白く書かれたエッセイ?で、DIYに興味があったり実践する人なら感じる思いが的確に表現されていて面白いと思います。

私自身、DIYするにあたって、まずはモノづくりが好きという前提がありますが、同時に使い捨てのように消費される商品やそれが当たり前に流通する社会に対してのアンチテーゼの意味が多いにありますので、共感する部分や参考になる部分がとてもあります。


“DIY愛好家たちは、自分自身や家族が使ったり、食べたり、着たり、遊んだりする品々を、堂々とした自己責任において、作り、管理している。
彼らはむしろ、自分たちを取り巻く物理環境を、創造し、維持し、改良するという困難を楽しんでいるのだ。”

序章「ラロトンガへの脱出」より抜粋



なんだかんだ思いながらも“ただ楽しいからやっている”というのがいちばんの理由ですが。



2013年4月16日火曜日

ウッドフェンス(支柱の穴開け)




先日は、気味の悪い記事を書いてしまいましたので、只今制作中のウッドフェンスの内容に戻します。

支柱は金物のサイズに合わせ、4×4材(90mm×90mm)の角材にしましたが、金物と支柱をボルトで固定する貫通穴を2箇所あけなければなりません。
ボルトの直径は12mmで、柱を立てる際の微調整のため少し遊びをもたせ13.5mmの穴をあけます。

基礎の施工は結果、失敗したとはいえ、さらにここでミスをしてしまったらもうどうにもなりません。
しかし、13.5mmの大きな穴なんてあけたこともなく、手持ちのドライバドリル RYOBI FDD-1000で大丈夫なのか、など、分からないことだらけでだったので、この工程はどこか加工してくれそうな製材所などを探しお願いするつもりでした。


でもここまで自力でやったしな…と、やっぱり自分でやることにします。

とはいえ、どうやってドリルで垂直に穴をあけるのか、ドリルスタンドを買うか(結構なお値段)、ドリルガイドを買うか(どこか頼りない)、だったら何がいいのかと悩んでいると、ドリルに水平器付ければできますよ、と平山庭店が言っていたのを思い出しました。

水平器、を…?

あんなでかい物をどうやってドリルに付けるのかと、その時は全然理解出来ませんでしたが、気になって検索。

すると、水平器には小さい円形のものがありました。
それをドリルに貼付けたりして皆さん使っているようでした。

これなら出費も痛くありませんし他に用途もあるので、早速購入。
ドリルのお尻を若干削り、ドリルを垂直に立ててとりあえずはすぐに外せるよう木工用ボンドで仮固定。



できるかな



そして、実際に試してみます。
まずは、30ミリの角材の両面同じ位置に線を引きφ3mmの穴あけ開始。






水平器から目を離さず、慎重に表から貫通させ、裏側を見てみると…。






若干ズレたものの予想以上に中心に近づいていました。
フリーハンドだったらもっとズレているはず。

これならイケるのではないかと、この方法で挑戦します。



翌日、妻に13.5ミリのビットを買ってきてもらい、支柱の切れ端で穴あけ練習の開始。

心配した手持ちのドライバドリルのパワー不足は、全く心配することなく余裕であけられましたが、径が大きいので、ビットにかかる負荷が大きく、ドリルを強く押さえても大きくぶれ、水平器の気泡がグルグルと回ってしまうので垂直なのかどうかなどは全く確認できない。

何度か練習したのち、まず始めに6ミリの下穴をあけてみることに。

少しづつ掘り進んでは垂直を確認し、両側から貫通させる。

そして、13.5ミリのビットであけてみます。

こうすることでブレ幅が激減し、どうにか水平器を確認しながらできました。


これが、どこまで正確なのか…、実際は気休め程度のことかもしれなくとも、この手順で進めることにします。


軽費
生活空間測ろうシリーズ水平器 丸型 RL-25/550円
13.5ミリ木工用ドリルビット/550円





2013年4月15日月曜日

この会 第3足(その1)



この会 第3足
タイムテーブル

13:00…最寄り駅集合
13:30…ON READING(名古屋市千種区東山)
15:00…久国寺(名古屋市北区)
15:30…尼ケ坂サロンで休憩(名古屋市北区)
16:00…栄で建築をちら見(名古屋市中区栄)
17:00…串カツ「八幡屋」~END(名古屋市西区名駅)

※「この会」とは基本、地元の文化再確認の集まりです。


このところ肌寒い日が続いていましたが、土曜日は暖かくなり「この会」には勿体ない程の晴天となりました。
早朝よりフェンス制作を少ししてから、集合時間の少し前に駅へ行くと会長がすでに改札前にてスタンバイ。
というか、あれ?会長しか居ない…。

参加予定だったフタミ風紀委員は仕事の都合で来れなくなりました。
と、残念な知らせ。

結局2人か…。
じゃあ、出発しようかと言うと、会長はもしかして誰か来るかもしれないから集合時間までもう少し待ちましょう、と言うのでしばらく誰かが来るのを待つ。

「あの…、この会の方達ですか?」

などということは当然あるわけもなく、おじさん二人が肩を並べとぼとぼ電車に乗り込む。

名古屋駅から地下鉄に乗り、向かうは植本一子さんの写真展開催中のON READINGへ。



慣れない発券機に手こずる会長



若干遅刻し、到着すると今回初参加のCLOVER永田監督がお店の前で待っていました。
この会の一味として見られるのが恥ずかしいようで、マスクと帽子で自分の存在が気付かれないようにしっかりガード。
気持ちは分かります。



でも会長と同じ帽子で実は仲良し



会長の仕事関係でお知り合いの参加者さんを待つも、少し遅れるとのことで先に店内へ。



入口



いい感じに少し古いマンションの一室内にあるON READING。とても良い立地。
店内は様々な本がずらりと並び、雑貨やCDもちらほら。
店内奥の一室がギャラリースペースになっていて、そこで今回の写真展が開催されていました。



個展「夏秋冬」



壁に並べられたポートレートを見ると、何とも言えない素朴な優しさ、被写体がカメラ目線なのにとても自然な雰囲気で、写真を判断する目はありませんが、とても好きな空気感と温度感でした。
しばらく堪能した後、店内をウロウロ。

植本さんの写真集と他にとても気になった本を購入。

そうこうしていると、初参加者さんのドラむすめ(彼女のブログタイトル。まだ未確認)さん登場。

ドラさんの美貌に舞い上がってしまった会長は、ON READINGのスタッフさんに先輩風(暴風)を吹かせ、お店のオリジナルバッチを強引にこの会の特典として強要し、ドラさんにプレゼント。

とてもひきましたが、今回はこういう流れか…と察する。


ここで、CLOVER永田監督は「この会」に対しアレルギー反応が出てしまい泡を吹きそうになっていたので、これはマズいとON READINGを後にする。
彼はもう我慢しきれない様子でここでリタイア。

また後ほど合流しようと誘うものの、糸が切れた凧の如く我々の元に戻ってくる事はありませんでした。

そんなこんなでウダウダしてたら、次の目的地への時間が迫ってきたので、さっさと北区にある久国寺へ移動します。


*
*
よろしければ、続きへ…


この会 第3足(その2)



地下鉄から私鉄に乗り換え向った先は名鉄瀬戸線清水駅。



会長はデートとしか思っていない



その駅から徒歩で10分程でしょうか、久国寺に到着。



到着



会長はお寺へ入る前に、事前に下調べをして詳細をまとめた資料を読み上げる。
ドラさんに対しての「デキる男」アピールでしょうか…。



お寺よりも自分自身をプレゼン中



目の前には私とドラさんの2人しか居ないのに、堂々と読み上げている。

どうしたことでしょうか。

何をするにも下心がどうしても見え隠れする今回のいくを会長。
いつもとは幾分、気合いの入り方が違いました。
しかしその気合いとは裏腹に、解説はなんだかよく分からず私たちは適当に聞き流しお寺の中へ。



あの鐘です



久し振りに見た岡本太郎氏作の梵鐘、歓喜の鐘。



どーん



攻撃的な喜び



今まで、鐘からツノが突き出ていると思っていましたが、よく見るとツノではなく人型のモチーフから飛びだした手でした。

わいわいと観察しながらその見所だけでなく、いくを会長とドラさんの何を見るにも常に職人目線な会話が面白い。
ドラさんは庭の世界では知らない人は居ないと言われる、石材卸売り業の方でした。
いくを会長との庭や石についての話など興味深く、そんな何気ない会話もこの会の楽しみのひとつでもあります。
私は自分の仕事を楽しそうに話すことができる人に尊敬の念を抱きます。

そして、久国寺から程近い尼ケ坂サロンでしばし休憩。

以前、待斬内蔵と言われたのが心外だったようで、今回はひと昔前の真田広之風にカットしたモテ髪?を披露。
髪をかきあげ、男の色気アピールなのか…。



真田会長



この時、フタミ風紀委員が参加していたら、耐えきれずにいくを会長の顔にホットコーヒーを浴びせかけていたことでしょう。


気付けば時間を押していたので、足早に名古屋一番の繁華街である栄へ向います。
まずは百貨店の丸栄へ。

丸栄は名古屋近辺の人なら誰もが知る百貨店ですが、こうやって意識して見たのは初めて。
建物自体は古くも、細かいところまで丁寧に作られたミニマルなデザインで、こんな建物だったんだ、と眺めながら西側のモザイクタイルの壁画へ。
こちらも、もちろん見たことがなく細かなディテールをしばし観察。

築50年を超えるこの建物、この姿を見ることができるのもあとわずかかもしれません。



面白い壁画でした



買い物客が行き交う中、上を見上げる3人組。
おかしな光景だったと思います。


そして、最後は錦三丁目交差点にある安藤忠雄氏設計のビルJ-ROOMに寄ります。
外観は、前面ガラス張りのシンプルな箱型で、両側のビルの間に窮屈そうに挟まれていますが、中へ入ってみると高く空間が広がっていてとても立体的。外観とのキャップに驚く。

商業ビルとしていくつか店舗が入っているものの閉鎖的な印象で、ふらっと寄れる感じじゃないのが残念だと思います。

普段は買い物などでしか行かない繁華街にはしょうもない消費文化だけではなく、こういった楽しみ方もあることに気付かされました。

下心と探究心を併せ持ち同時に放出するいくを会長、なかなかの男です。

そんなこんなで、今回の散策はすべて終了。


そして更に楽しみな、打ち上げ会場の八幡屋さんがある名古屋駅へと向います。



*
*
よろしければ、最後へ…


この会 第3足(その3)



打ち上げは、名古屋の代表グルメ、どて・串カツetcの名店、八幡屋さんへ。

このタイミングで初の参加者、Mr.セクシャルハラスメントのK村さん登場!
ようやくの登場です。

名古屋駅で落ち合うなり、想像通りいきなりドラさんをロック。



いきなりテンション高め



八幡屋さんに到着



18:30過ぎに到着した店内はすでに多くの人で大賑わい。
予約していただき、通された席には…



嬉しい気遣い



そして打ち上げスタート。
よく歩いた反動からビールを飲むのに夢中になってしまい料理の写真が少ないです。



どて串


おでん



何しにきたのか分からないK村さんですが、初対面などお構いなしでずかずかとドラさんの心に不法侵入。
根掘り葉掘りプライベートな事を聞き出したり、言わなくてもいい事まで喋ったり、とても嬉しそう。
打ち上げのはずが、K村さん祭りにすり替えられてしまうことに。



なんじゃこれ



お酒が入りますますいやらしさを増す薄ら笑いの下心会長とK村さんの登場によりなかなかカオスな打ち上げとなりましたが、ガッツリ飲み食いし大いに楽しみました。

そしてドラさんをお見送りして、無事に終了。

その後、華をなくした下心会長とK村さんには悲壮感が漂い、力なく帰っていきました。


今回はこんな感じで街歩きでしたが、こんな楽しみ方もあります。
ドラむすめさん、CLOVER永田監督、K村さん、八幡屋さん、ありがとうございました。
そしていくを会長、アテンドお疲れさまでした。


「この会」は決して怖い人達の会とかではありませんので、気になる方は多分まだ続くと思いますのでぜひ次回ご参加してみてはいかがでしょうか。


おしまい


2013年4月12日金曜日

「この会」vol.3




告知や勧誘をすればする程、周囲との温度差を感じさせられる「この会」ですが、4.13satにまさかまさかの第3回目が開催されます。

今回のテーマは地元市内を飛び出し、名古屋はON READINGで開催されている写真展、植本一子さんの個展『夏秋冬』へ。

これは、私が個展情報をキャッチし何となく会長に話したところ、いつのまにか「この会」のテーマにされていたという流れで、何か自分で掘った落とし穴に落ちてしまったような妙なガッカリ感がありますが、個展の開催場所であるON READINGは、フタミ風紀委員といくを会長の知り合いだということもあって、更に盛り上がっています。(会長のみ)

写真展に大勢で行くものではありませんが、邪魔にならないように見たいと思います。
と言っても多分、大勢になる程参加者は集まりませんけど…。
なんだかんだ言いながらもこの個展、非常に楽しみです。

他にもあちらこちら寄る予定ですので詳細はまた後日。
よろしければ是非、ご参加ください。


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※追加情報
ON READINGの後には北区にある岡本太郎氏の梵鐘で有名な九国寺、最後の〆はザ・名古屋メシと言えばの、串カツ八幡屋さんとなります。

途中参加、途中離脱は構いません。
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ご参加予定の皆様、今回もよろしくお願いします!




植本一子 個展『夏秋冬』
場所:ON READING
名古屋市千種区東山通5-19 カメダビル2A



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オマケ


いくを会長 近影



撮影
CLOVER STUDIO
カメラマン/よしを