ふと、とても久しぶりにブログを見ると忘れていた記憶がちらほらとあり、他愛のないことでも記録しておくことはいいなと感じたので、作り始めたばかりのスピーカー製作の様子を備忘録として残しておくことに。
何となくスピーカーを作りたいといっても簡単にできるものではなさそうなのは分かっているし、私自身オーディオの知識があるわけでもなく今までスピーカーなどは工作で作ったことしかないという全くの素人レベルである。
現在はFostexのアクティブモニタースピーカーを使用しており、物置き状態の部屋で聴くには全く不満はないけれど、音に関してはフラットで面白味がないというか…。そりゃモニター用なので当然なのだが。
ということで作るとするならば個性の強い「バックロードホーン」これ以外の選択はなかった。
仕上がりの音はというと、自分で作ったものからこんな音が!とか一聴しガッカリしてすぐに捨てたとか、癖が良くも悪くも大いに出るそうで興味深い。完成後はエージングにより鳴りが変わっていったり、チューニングしたりユニットを交換してみたりツイーターを追加したり…と、既製品ではできないようなことがアレコレと長く楽しめそうでとても夢が広がる。
それとも浅はかな夢で終わるのか。
バックロードホーンといえば各々で設計し試行錯誤しながら作り上げる楽しみがあるようだが、私は全く知識がないので長岡鉄男氏の設計そのままに作りたい。
氏の作品から選んだのは、筐体が小振りであることとちょっと変わったルックス、内部が二層構造で作るのが面倒くさそうという適当な理由から10cmフルレンジユニット使用のD-102mkIIに決めた。
その設計図は1986年頃?に発表されたらしい40年も前になるモデルで、今となってはその情報が少ない。
ネットで検索するとYouTubeに図面がアップされていたのでそれを参考に。
しかし、現代のユニットでも大丈夫なのだろうかと気にはなるが、推奨ユニット(FE108ES II/FE108Σ)を中古やデッドストック等で入手したとしても当時と同じように再生されるのかどうかの保証はない。
そもそも当時の音はもちろんD-102mkIIの音を聴いたことがないし、今は明確な音の理想はないので現行ユニットのFostex FE103NV2で進めようと考えている。
そしてエンクロージャーの材料選び。
シナ合板が適材らしいがラワン合板よりも少し値が張るので15mm厚のラワン合板とする。
なんせ初めてのことで頓挫する可能性も…、という不安が拭えないので費用は抑えたい。
材料は近隣のホームセンターでは取り扱っていなかったので、ネットで検索すると合板の販売とカットもできますという会社を発見。
早速、板取りの設計図みたいなものを見積もりフォームより送信すると、カット工賃(直線のみ)を含めた見積りが速やかに返ってきた。
工賃は思っていたよりも安く、車で受取りに行ける距離だったのでオーダー。
賽は投げられた。
音のことはもちろん重要だが、製作工程を楽しみたい。
さて、ほんとうに完成させることができるのかという不安しかないが、今はとにかく分からないことだらけなのが楽しくもある。
メモ
2025.1.20日 合板・カット見積り依頼
2025.1.23日 最終見積り→注文確定
2025.1.31日 以降受取り可能連絡
材料メモ
ラワン合板(サブロク2枚 使用は1枚半)
11,500yen (@5,750yen)
カット工賃(バーツ数は計30個 カット数は不明)
900yen
※ちなみにユニットの穴あけは2箇所で4,500yenだったので自分でどうにかすることに。(できるのか)