2025年3月3日月曜日

D-102mkII 製作記 10(完成)

2025.2.23 sun

昨日時間が足らずに仕上げられなかった片方のユニットを取り付けついに完成となる。

本日は長女20歳の誕生日。
合わせたたつもりではないが、このスピーカーの誕生日でもある。


やったー!


まずは置き場を作るために、狭い物置部屋の大掃除をしどうにかしてスペースを確保し、とりあえず仮置きしたスピーカーへそれぞれを接続する。
通電して火花とか散ったらどうしようかなど様々な不安が押し寄せる。

ターンテーブル、ミキサー、パワーアンプの電源を入れる。しばらく様子を伺うが異常はない。

始めに視聴をするレコードは Joni Mitchell / BLUE と決めていた。というかこれを聴きたくて作ったようなものだ。
USオリジナル盤1stプレスで音が良い。と思う。
ターンテーブルに乗せてあとは針を落とせば音が出てくるはず。本当にドキドキする。
ボヨヨ〜〜〜ンとか変な音が出てきたら泣きたくなるな…と、いつもよりもそっとそっと針を落としアンプのボリュームを恐る恐るゆっくりと上げていく。

と、うっすらと音が聴こえてきた… 鳴った!

徐々にボリュームを上げる。

えっ、いきなりこんな音が出るのか!と声に出してしまうほどクリアな音が響く。
最初の出音はモコモコっとするのかなと想像していたが、全然クセのないスッキリした音が鳴り信じられない。
しばらく呆然としながら聴くがそれにしてもクセがなさすぎて逆にホーンが機能していないのではないかと疑ってしまう。

とにかく感動した。

空間を震わせドーンと生々しく身体に伝わる歌声、ダルシマーやギターの響きに心酔しきり。
仮置き状態で満足する音が出たので今後の調整などなどでさらに良くなっていくはずだと思うと期待が膨らむ。
作る前も作っている時も作った後もずっと楽しめるだろう自作の魅力を十分に味わうことができ大満足。


おしまい


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