2012年1月27日金曜日

おんぼろ借家


新居への引越しまで、残すところあと3日余りとなりました。
長年暮らしてきたこの借家ともついにお別れです。

長年住まわせていただいた木造一戸建てのこの借家は、私の年令と同じく築37年です。
同じ年でも私はまだ健康に生きていますが、躯体のメンテナンスが全くされていないこの家の痛み具合はかなりのものです。
建て方や使い方にもよるとは思いますが、木造住宅の寿命の短さを感じずにはいられません。

入居時の室内は、とても住まいとは言い難く、まるで廃墟のようでした。
わざわざそんな家を借り、大家さんにはほぼ無断で、友人や互いの両親までもを駆り出し、全ての部分を塗装&補修しました。
1階の居間に至っては畳の代わりにSPFの板を釘で打ち付けフローリングのようにしてしまっています。
賃貸物件退去時の鉄則?でもある原状回復なんて到底無理な話です…。

3日後に不動産屋さん立ち会いのもと明け渡しの室内調査が行われますが、果たして入居以前の面影を残さないこの室内を見てどういう判断が下されるのでしょうか。
どんな顔をして不動産屋さんに会えばいいのやら…。恐ろしいです。

そんなおんぼろ借家は、洗濯機が家の外にしか置けなかったり、二階の荷物を移動すると家が歪んだり、キッチンがワンルームマンション並みの狭さだったり、冬は室内でも吐く息が白かったり、洗面・脱衣所が無かったり…と。

現代の住環境とはかけ離れた住まいでしたが、幸いにもここで子どもが誕生し、すくすく育ち、皆健康で、近くに住むいつもの友人、時には遠方からも沢山の人が訪れてくれ、いつも賑やかに生活を営むことができました。

この家と皆さまにはとてもお世話になりました。

今後ともよろしくお願いします。







7 件のコメント:

  1. 匿名26.5.14

    親は無邪気でかわいいと思う気持ちはわかりますが、ハダカはいけませんね・・・
    変な趣味の人が多いし、子供の未来のために削除してください。お願いします。

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    1. ご指摘頂き有り難うございました。失礼しました。

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  2. 匿名26.5.14

    早速のお返事ありがとうございます。
    我が家も築30年以上の古い家で、とても参考になります~。
    まだ全部見きれていませんが、すばらしい文章力ですね。
    とっても面白いです^^
    お子様も可愛いので本当に注意してあげてください。 

    私にも二人の子供がいますので、ついつい心配にまり、とっさに余計なこと書き込んでしまい申し訳ありませんでした。

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    1. いえ、その通りだと思います。
      その点の意識が低く載せていましたのでご指摘を有り難く受け止めております。
      今後も楽しんでいただけるように注意して書いていきますのでよろしければまた見に来ていただければ幸いです。

      古い家にお住みなんですね!
      古い家にとっては今のこの時期が一番住みやすい季節ですよね。

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    2. 匿名27.5.14

      我が家は北国の豪雪地帯に住んでいますので、おっしゃるとおり今から8月くらいまでが住みやすいです。
      7年ほど住んでいて、今年で築32年です。
      自分たちでできるところは自分でやろうと思って購入しましたが、冬場は一日中氷点下の日が多く、窓からの冷気や水道管の凍結対策、室内の結露、寝室の床冷えなどに加えて、冬場のしんどい除雪(TT)
      水回りもガタガタなので、手を加えずシンプルにリフォーム頼んだほうが良いのかなとかなり弱気にもなっています。
      そして冬場の光熱費がものすごいんです(><)

      雪が多く車で30分も走ればスキーやスノボなどが楽しめるのは気に入っていますが、この寒~い家であと15年から20年住めるのか????
      otonicoさんご家族やお仲間が楽しそうに生活している様子が伝わる素敵なサイトですね。
      皆さん本当に愉快な人ばかりで、最高です^^
      また遊びに来ます~


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    3. コメント有り難うございます。

      豪雪地帯にお住まいなんですね!
      こちら中部地方はゆるい気候ですがそれでも冬場の冷えはキツいので、雪の大変さもさることながら冬は相当厳しいことだと察します。
      暖かい時期に楽しみながら色々と対策や補修が進むといいですよね!

      このブログが少しでも何かのきっかけやお役に立てれば幸いです。
      今後ともよろしくお願い致します。

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  3. 匿名26.5.14

    ついつい心配にまり、
    ついつい心配になり、  の間違いです。失礼しました;

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