2013年4月15日月曜日

この会 第3足(その2)



地下鉄から私鉄に乗り換え向った先は名鉄瀬戸線清水駅。



会長はデートとしか思っていない



その駅から徒歩で10分程でしょうか、久国寺に到着。



到着



会長はお寺へ入る前に、事前に下調べをして詳細をまとめた資料を読み上げる。
ドラさんに対しての「デキる男」アピールでしょうか…。



お寺よりも自分自身をプレゼン中



目の前には私とドラさんの2人しか居ないのに、堂々と読み上げている。

どうしたことでしょうか。

何をするにも下心がどうしても見え隠れする今回のいくを会長。
いつもとは幾分、気合いの入り方が違いました。
しかしその気合いとは裏腹に、解説はなんだかよく分からず私たちは適当に聞き流しお寺の中へ。



あの鐘です



久し振りに見た岡本太郎氏作の梵鐘、歓喜の鐘。



どーん



攻撃的な喜び



今まで、鐘からツノが突き出ていると思っていましたが、よく見るとツノではなく人型のモチーフから飛びだした手でした。

わいわいと観察しながらその見所だけでなく、いくを会長とドラさんの何を見るにも常に職人目線な会話が面白い。
ドラさんは庭の世界では知らない人は居ないと言われる、石材卸売り業の方でした。
いくを会長との庭や石についての話など興味深く、そんな何気ない会話もこの会の楽しみのひとつでもあります。
私は自分の仕事を楽しそうに話すことができる人に尊敬の念を抱きます。

そして、久国寺から程近い尼ケ坂サロンでしばし休憩。

以前、待斬内蔵と言われたのが心外だったようで、今回はひと昔前の真田広之風にカットしたモテ髪?を披露。
髪をかきあげ、男の色気アピールなのか…。



真田会長



この時、フタミ風紀委員が参加していたら、耐えきれずにいくを会長の顔にホットコーヒーを浴びせかけていたことでしょう。


気付けば時間を押していたので、足早に名古屋一番の繁華街である栄へ向います。
まずは百貨店の丸栄へ。

丸栄は名古屋近辺の人なら誰もが知る百貨店ですが、こうやって意識して見たのは初めて。
建物自体は古くも、細かいところまで丁寧に作られたミニマルなデザインで、こんな建物だったんだ、と眺めながら西側のモザイクタイルの壁画へ。
こちらも、もちろん見たことがなく細かなディテールをしばし観察。

築50年を超えるこの建物、この姿を見ることができるのもあとわずかかもしれません。



面白い壁画でした



買い物客が行き交う中、上を見上げる3人組。
おかしな光景だったと思います。


そして、最後は錦三丁目交差点にある安藤忠雄氏設計のビルJ-ROOMに寄ります。
外観は、前面ガラス張りのシンプルな箱型で、両側のビルの間に窮屈そうに挟まれていますが、中へ入ってみると高く空間が広がっていてとても立体的。外観とのキャップに驚く。

商業ビルとしていくつか店舗が入っているものの閉鎖的な印象で、ふらっと寄れる感じじゃないのが残念だと思います。

普段は買い物などでしか行かない繁華街にはしょうもない消費文化だけではなく、こういった楽しみ方もあることに気付かされました。

下心と探究心を併せ持ち同時に放出するいくを会長、なかなかの男です。

そんなこんなで、今回の散策はすべて終了。


そして更に楽しみな、打ち上げ会場の八幡屋さんがある名古屋駅へと向います。



*
*
よろしければ、最後へ…


0 件のコメント:

コメントを投稿