さて、前回の続きになりますが、一宮市博物館の探訪を終え、勢いそのままに隣接する妙興寺(みょうこうじ)へと流れます。
この近くに妙興寺という名の私鉄駅があるので、これまではこの近くにお寺があるのか、あったのかな、ぐらいに思っていて、博物館に行く前に付近を散策してみようと自転車でぐるぐると探したのに気がつかず、博物館に来てようやく隣にあることを知りました。
どうして今まで気がつかなかったのか不思議でなりません。
そんな不思議な妙興寺ですが、博物館の東側にお寺へ続く通用門があったのでそこから入っていきます。
一気に空気が変わり、存在感のある門が。
期待が高まるこの雰囲気 |
へぇ〜、初めてきた〜と、門をくぐり中へ入っていくと大きな正門が。
総門といって江戸時代に名古屋城から移築されたものらしいです。
このどっしり感 |
正面から中を眺めると、北側にさらに門が。
立派 |
これが勅使門(ちょくしもん)といって室町時代から残る国の重要文化財とのこと。
室町時代の創建時から現存しているようです。
室町時代からって…。
そしてその勅使門の横の通路を歩いて奥に進むと、いきなりドドーーンと目の前に現れたコレ。
いつも大きな存在の平山庭店がちっぽけな棒のように見える |
これには驚きのあまり大笑いしてしまいました。
こんなに大きいのに勅使門を通り過ぎないと全く見えなかったので、見たときは相当ビックリしました。
重層門と呼ばれる門で、これは改築されたようで新しい感じでした。
その北側にこれまた立派な仏殿が。
言葉を失う |
さらにその奥へ進むと、修行道場?の僧堂が…
驚愕… |
このお寺は道路に面してなく、木が生い茂っていて周囲の様子は見えないので、中の様子を知らなければ一宮市民であっても、変な例えですが気絶してからここに運び込まれ目を覚ましたら、一体どこの県まで連れて来られてしまったんだろうかと、きっとそう思うはずです。
いい雰囲気 |
どうして今まで気が付かなかったのかという程の広大な敷地で、ゆっくり歩いていると40〜50分程が経っていた。
驚きと発見でこれ以上情報がインプットされていかなくなったところで終了し、昼食へ。
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向った先はここもご近所、地元名物の「太田屋本店」のみそ煮込みうどん。
こちらも、初めてでしたが、みそ煮込みといっても定番の土鍋ではなく、なぜかどんぶり。
メニューは店舗で違うようですが本店はみそ煮込みうどん一種類のみというハードコアな設定(トッピングは有り)で、入店するとおばちゃんが、2杯でいい?と半自動的に人数分を通す。
平山庭店が、「ひとつ大盛りで」と頼むと、「大盛りはやってないから、足りないなら2杯食べてちょうだい」と言われる。
店内は満席だったので奥の座敷に相席で、と通されたそこは座敷といえば座敷、しかし完全に他人の家の居間、というか、お仏壇が鎮座する仏間でした。
最後の最後まで一宮市のミステリアスに浸かりながら、記念すべき第一回目のこの会は〆となりました。
ごちそうさまでした |
この前日に京都へ行っていましたが、近くでも意外や意外、歴史を感じる場所があるものです。
第二回は、丹下健三氏設計の墨会館、を予定しているそうです。
すでに会員が増えつつある謎の会ですが、第二回目まで存続するのかどうかは分かりません…。
今回も素敵なリポートですね!雰囲気が伝わってきました。
返信削除平山先生が、、確かに小さく見えましたね(苦笑)。
最後の逸品。観た瞬間にお腹が・・・。
ありがとうございます!
削除ようやくこのシリーズを終わらせることができました。笑
みそ煮込みはクセになる系、だと思います!
それにしても、いつも思うのは、まとめるのが本当に上手ですよね!
返信削除勉強させて頂いております。そちら方面のみそ系は本当にクセになりますよね。
また、お腹が・・・。
いえいえ、恐縮です。
削除文章の書き始めはとんでもなく散らかったものしか書けず、チマチマ修正しながらなんとか組み立てるので、相当な時間を費やしています。なので、得意ではないと思います。苦笑
みそ煮込み…また食べたいですが、正月太りがひどい為に只今減量中です。泣
最後のうどん屋の座敷、知らないお家に知らない家族二組(二人と三人)、おじさん二人。テレビがこんなに良い物かと思った、なかなか味わえない空間でした。 何か起きそうな「この会」。二回目が滑るとゆうジンクスを打ち破りたいです。
返信削除あの空カオスな空間はフィナーレに最適だったね。
削除第二回も何かが起きるのか…。
墨会館から焼肉の寿かすずきへ流れるのもアリかも。