2012年8月18日土曜日

漆喰壁 その後


家の内装を自分たちで施工し、場所によってはかれこれ半年程が経ったのでその後の経過や現状、使用感などを記してみます。
まずはリビング、洗面所、和室の壁に塗った漆喰(カルクウォール)について。





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自浄作用
リビングの一部を塗り終えた間もなくの頃、壁際にコーヒーメーカーを置いて使っていて、うっかりコーヒーをこぼし壁にかけてしまったことがありました。
真っ白な漆喰にコーヒー…。
すぐに布巾で拭きましたが、細かなデコボコがある表面に染み込んだコーヒーは拭いただけではキレイに落ちずにシミが残りました。



コーヒーのシミ 2012.3.21撮影



せっかくの白い壁が…とガッカリしましたが、漆喰には自浄作用がある?ということで、コーヒーメーカーで隠してそのまま放ったらかしにしました。
そして最近そのことを思い出し、シミを見てみるといつのまにか消えてなくなったようで、どこが汚れていたのか全く分かりません。
キレイになった現在の写真を撮りたくてもどこだか分かりません。

また、トイレの壁においては、塗った際に四隅にけっこうアクが出てしまい黄色く色付いていました。



入隅に浮き出るアク 2012.2.25撮影



これも今では若干残るもののよく見ないと分からないぐらいになっていて、施工した当の本人でないと気付かないと思います。

和室の砂壁の上に塗った時(シーラー等の下地処理は無し)に広範囲に出たアクも同様に今では消えています。

使用したカルクウォールはメーカーによれば、日当りが良く、水蒸気が移動する外壁は自浄作用により汚れが分解されるとのことですが、我が家で施工したトイレ、リビング共に直射日光が届かない室内でも時間はかかりますが自浄作用は働くようです。

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手触り
二階の和室(寝室)は特に日当たりが良く、この暑い時期は部屋の温度がかなり上がりますが、エアコンを付けなくても壁を触ってみると少し冷んやりと感じます。
近くに貼ってあるクロスと比べるとその差は歴然です。
この冷んやり感で室内の温度が下がる程ではないかもしれませんが、今の寝苦しい時期、寝る時に手足を壁にくっつけると気持ちがいいです。

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クラック・欠け
今のところ全くありません。


と、良いことだらけの漆喰壁の感想ですが、私の主観に基づくもので、汚れの質や範囲、環境等によっては消えないものもあると思いますので少しでもご参考になれば幸いです。


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